水にはたくさんの成分が含まれています。
水なんてなにも効能のない飲み物でカロリーもゼロ、成分なんて入っていない、そう思っている方も少なくはありません。
ですが水に含まれる成分は私たちの体にとっても必要なもので、人の体にもちゃんと作用があります。
おいしい水や体に良い水を考える前に水に含まれる成分について学んでおきましょう。
ウォーターサーバーを選ぶ際やこれからの健康を考えて水を飲む際にも、含まれる成分は覚えておいて損はありません。
■ 水に含まれる基本的な成分
水にはナトリウムが含まれています。
人の体には大切な存在で、体のナトリウム量が低下すると大変危険な病気を引き起こすことも。
他にもカリウム、マグネシウム、カルシウムが含まれていますが、この4つをひとまとめに「水に含まれるミネラル」と呼ばれています。
その他、パナジウムや有機ゲルマニウム、亜鉛などが含まれています。
これらは天然水やミネラルウォーターに含まれる成分ですが、一般的に水道水にはこの成分のほかにも「塩素」が混ざっています。
塩素は体にとって危険だ!というわけでもありませんが、水道水に含まれている塩素量は比較的少ないながらも肌に痛みや湿疹など症状が現れる方もいます。
飲み水として使えないわけではありませんが、「おいしくない」と感じる方が多いでしょう。
水道水にはほかにもトリハロメタンやアルミ、鉛も含まれています。
危険性について多くの方に語られている成分ですが、気にしないという方は飲むとしても絶対に子供たちには与えたくない成分ですね。
水を飲むことは当然のことでも、含まれる成分によっては避けたい水も存在します。
出来るだけ体に良い水、おいしい水を飲みたいのであれば不必要な成分を取り除いた水を飲みたい。
不純物のない水を飲め!
とは言いませんが、含まれる成分によって体に与えられる影響は大差があるということを知ってほしいですね。
■ 硬水と軟水に含まれる成分
【硬水と軟水の違い】
硬水と軟水は含まれる成分が違います。
主に水の中に溶けて黙視できない、マグネシウムやカルシウムの量で違いが分かれています。
ですから目視で軟水と硬水を見分けることはできません。
まれに「見分けられる」という方もいますが、多くの方は飲むことで違いがわかるでしょう。
軟水にはマグネシウムやカルシウムが少なく、日本では軟水が多く飲まれています。
アメリカやヨーロッパでは硬水が多く、日本でも硬水を好み、飲まれている方もいます。
軟水は口当たりがやわらかく飲みやすいという印象が持たれていることが多いでしょう。
【体に良い水とは】
水に含まれる4つの成分、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウムは人の体に健康的に作用する働きを持っています。
カルシウムは骨を丈夫にすることはもちろん、神経系の働きを正常に保つ役割を持つマグネシウム、水分の状態を調節するナトリウム、など水を飲むだけで健康が保たれると言っても過言ではない働きを持っています。
特にナトリウムは摂りすぎると血圧が高くなり、不足すると免疫力が低下するなど、水に含まれる成分はバランスよく過剰に摂取しないよう心がける必要があります。
カリウムは筋肉や神経の働きを整え、この4つの成分があるおかげで体の水分を維持し健康体になることができるんです。
ではマグネシウムやカルシウム量が少ない軟水は体に悪いのではないのか?
そんなことはありません。
水に含まれる成分が少ないからと言って人体に影響を及ぼすほど多大なことではありません。
「硬水を飲まなきゃ病気になる~!」なんてことはないと断言します。
■ まとめ
どんな水が体に良いのか?どの水を飲むべきなのか。
人によって考え方も違えばこれからもどんどん「体に良い水」としてたくさんのメーカーから飲料水が提供され続けるでしょう。
私たちはその言葉に惑わされ、おいしい水や健康に良い水を探し求めています。
水に含まれる成分を気にしだしたら仕方がない、でも人体に害のある成分が紛れ込んでいる可能性は拭い去れません。どれが悪くてどれが良いか、おすすめされていても決めるのはあなたですから、含まれる成分をしっかり把握しておいて損はないと思いませんか?